Molecular Probes



Invitrogen TOP >> Molecular Probes TOP >> 細胞生物学研究およびバイオイメージング用試薬 >> アポトーシス
Invitrogen TOP
Molecular Probes TOP


↑
細胞生物学研究およびバイオイメージング用試薬


オルガネラと細胞骨格
原形質膜
ミトコンドリア
リソソームとペルオキシゾーム
小胞体とゴルジ体
標識アクチンおよびアクチンプローブ
チューブリンプローブ
固定細胞の核酸染色
生細胞の核酸染色
生細胞または固定細胞のRNA選択的染色

細胞生物学研究およびバイオイメージング用試薬



オルガネラと細胞骨格

原形質膜

Invitrogenの脂質親和性および両親媒性の色素は膜構造の視覚化、細胞分裂過程の追跡、膜電位および環境の変化の検出に適しています。このセクションではカルボシアニンおよびスチリル色素に基づくプローブ、脂質ラフトプローブ、蛍光リン脂質コンジュゲート、高速および低速反応電位差色素、環境感受性膜色素などについて記載しています。

インビトロジェンの原形質膜プローブ
製品 説明
カルボシアニン脂質親和性プローブ
  • 長期トレーサーとして有用
  • 水中での蛍光は弱く、脂質環境下では蛍光と光安定性が大きく増強
  • 局所に適用すると細胞外部に拡散して細胞全体を染色する色素
FM-43およびFM4-64脂質親和性プローブ
  • 膜リサイクリングの研究に有用
  • 水中での蛍光は弱く、膜環境で蛍光が大きく増強
  • 原形質膜と迅速かつ可逆性に結合
  • 水溶性のスチリル色素
NBD-PE
  • 小胞間の移動に抵抗
  • 光に不安定なので光褪色回復の測定に適している
  • 濃度依存性自己消光を示す
  • ローダミン・アクセプターのテキサスレッドDHPEおよびローダミンDHPEとFRETを示す
VybrantR脂質ラフト標識キット
  • ラフトのラベリング
  • コレラ毒素サブユニットB(CT-B)のAlexa Fluor緑色、オレンジ色または赤色-蛍光コンジュゲートおよび抗CT-B抗体を含む
  • CT-Bコンジュゲートが脂質ラフトのGM1と結合し、抗CT-B抗体の添加により架橋結合を示す
膜電位測定用高速反応性色素
  • 興奮細胞での一過性電位変化の検出に有用
  • 過分極膜で蛍光シグナルの減衰(ANEP色素)、または脱分極膜で蛍光シグナルの減衰(RH色素)を示す
  • 100 mVあたり2-10%の蛍光変化
膜電位測定用低速反応性色素
  • 非興奮性細胞での平均膜電位変化の検出に有用
  • 過分極膜で蛍光シグナルの減衰を示す
  • 膜が脱分極するにつれ、DiBAC色素は蛍光増強を示し、赤色方向にスペクトルがシフト
  • 1%/mVの蛍光変化
環境感受性膜プローブ
  • 局所膜環境の特性のレポーティングに有用
  • 両親媒性プローブのセットで、それぞれが脂質親和性のテールを有し極性が中等度の蛍光色素
  • テールが膜に挿入されても、極性フルオロフォアが膜表面に残る

カルボシアニン脂質親和性プローブ

カルボシアニンは最も強力な光吸収色素で、いくつかの研究領域で有用なツールであることが証明されています。最も広く用いられているカルボシアニン膜プローブはオクタデシル(C18)インドカルボシアニンのDiIおよびDiD、オキサカルボシアニンのDiOです。DiOは緑色、DiIは橙赤色、DiDは近赤外の蛍光を放出します。当社のVybrantマルチカラー細胞標識キットにはDiI、DiOおよびDiD色素の可溶化サンプルと細胞や組織を染色するためのプロトコールが含まれています。カルボシアニン色素は単品試薬としてご購入いただくこともできます。

Vybrant CM-DiI細胞標識溶液にはチオール反応性クロロメチル成分を有するDiIが含まれています。これはいくつかの細胞において固定から透過性処理ステップを通じてよく保持され、DiIより水溶性が若干高く、そのため細胞懸濁液や固定細胞用の染色剤の作成が容易になります。

すべてのカルボシアニン色素は下記のような特徴があります:

  • 拡散して細胞全体を染色
  • 水中での蛍光は弱く、脂質環境下で強い蛍光を出す
  • 吸光係数が高くきわめて明るいシグナルを放出
  • 細胞膜によく保持される
  • 細胞から細胞への移動はきわめてわずか
膜染色用カルボシアニン色素
色素 励起/蛍光* 色素の状態 固定可能か?§
溶液† 固体‡
* およその最大励起(Ex)蛍光(Em)(nm)。†Vybrantシリーズの色素を適当な溶媒に溶解。プロトコール付き。‡色素は固体で供給。溶媒は入っていない。§アルデヒド固定
'DiI';DiIC18(3) 549/565 V22885 D282 不可
CM-DiI 553/570 V22888 C7000
C7001
可能
'DiO';DiOC18(3) 484/501 V22886 D275 不可
SP-DiOC18(3) 497/513
D7778 可能
'DiD';DiIC18(5) 644/665 V22887 D7757 不可

FM 1-43およびFM 4-64脂肪親和性プローブ

FM 1-43とFM 4-64は活発に活動しているニューロンの同定と、さまざまな種における活動依存性シナプス小胞サイクリングメカニズムの研究に適した試薬です1,2。FM色素はエンドサイトーシスの研究や細胞膜結合の同定などの一般的な目的にも適したプローブです。

膜プローブFM 1-43は細胞に対する毒性がなく、水中ではほとんど蛍光を発しない水溶性の色素です。FM 1-43は標準的なフルオレセインオプティカルフィルターを用いて効率的に励起し、原形質膜と結合すると強力な蛍光シグナルを示します。多くのスチリル色素と同様に、FM 1-43の吸収とフルオレセイン蛍光スペクトル(最大励起/蛍光はメタノール中510/626 nm、リン脂質二重膜結合状態で479/598 nm)は膜環境では大きくシフトします。FM 1-43のシグナルはアルデヒド固定では得られないので、これらの実験では固定可能色素FM 1-43FXをお選びください。

FM 4-64はFM 1-43より疎水性が高く、長波長の赤の蛍光を放出(最大励起/蛍光はクロロホルム中558/734 nm、リン脂質二重膜結合状態で515/640 nm)するので、2色観察が可能なオプティカルフィルターセットを用いるとFM 1-43が発する緑色の蛍光と区別することができます。

DiIとAF488

脂質親和性のカルボシアニン色素、DiI(橙赤色蛍光)とAlexa Fluor 488色素で標識した抗上皮成長因子受容体タンパク質抗体(緑色蛍光)で染色したヒト表皮癌細胞(A431)の生細胞。2つの色素が共存する場所は黄色の蛍光で示す。

蛍光リン脂質コンジュゲート

リン脂質の多くはふたつの脂肪酸アシル残基(非極性テール)とひとつのリン酸エステル置換基(極性頭部)からなるグリセロールの誘導体です。リン脂質コンジュゲートが脂質二重層に取り込まれると、脂肪酸アシル鎖に結合したフルオロフォアは非極性の内部に留まり、極性頭部に結合したフルオロフォアは水と脂質の界面に留まります。広く用いられている膜プローブ、NBD-PEのフルオロフォアは極性頭部に結合しており、そのため小胞間の移動に抵抗性を示します。NBD-PEは三つの重要な光学特性を備えています。すなわち、光褪色(FRAP)測定後の蛍光回復に適した光不安定性、濃度依存性自己消光、およびローダミン・アクセプターへの蛍光共鳴エネルギー転移(FRET)です。FRETアクセプターのテキサスレッドDHPEおよびローダミンDHPEと併用して顕微鏡による脂質集団の空間関係を視覚化するためによく用いられています。

FM1-43とFM1-43FX

脂質親和性膜色素FM 1-43とFM 1-43FXで染色したヒト類表皮癌細胞(A431)の生細胞。これらの染色剤はともに生細胞でも有効だが(右図上)、固定後の染色パターンはFM 1-43よりFM 1-43FXの方がよく保持される(右図下)。

脂質ラフトプローブ

VybrantR脂質ラフト標識キットを用いると、簡便かつ高い信頼性で生細胞中の脂質ラフトをきわめて明るい蛍光で標識することができます。脂質ラフトは界面活性剤に不溶性の、スフィンゴ脂質とコレステロールを豊富に含む膜マイクロドメインで、原形質膜中でlateral assemblies(側板構造)を形成します。また脂質ラフトはグリコホスファチジルイノシトール(GPI)結合タンパク質その他のシグナリングタンパク質や受容体を閉じ込めており、これらの膜マイクロドメインとの選択的相互作用によって調節されていると思われます。最近の研究から脂質ラフトはウイルスや細菌病原体の感染サイクルだけでなく、細胞信号伝達事象の区画化、アポトーシスの調節、膜タンパク質および脂質の細胞内輸送など、さまざまな細胞内プロセスに関与していることが明らかにされてきました。脂質ラフトの形成と調節を研究することは、これらの真核細胞の機能を解明するための重要なステップなのです。

当社のVybrant脂質ラフト標識キットには、当社の明るくきわめて光安定性の高いAlexa Fluor色素で生細胞の脂質ラフトを蛍光標識するための試薬が含まれています。生細胞をまずコレラ毒素サブユニットB(CT-B)の緑色蛍光Alexa Fluor 488、橙色-蛍光Alexa Fluor 555または赤色-蛍光Alexa Fluor 594のコンジュゲートで標識します。このCT-Bコンジュゲートは原形質膜ガングリオシドGM1の五糖類鎖に結合し、脂質ラフトに選択的に取り込まれます3。InvitrogenのCT-Bコンジュゲートはすべて組換えCT-Bから作製されており、有毒なサブユニットAをまったく含まないので、毒性やADPリボシル化活性を示しません。次にCT-Bを特異的に認識する抗体を用いてCT-B標識脂質ラフトを原形質膜上のパッチに架橋結合させ、これを蛍光顕微鏡で視覚化します。各VybrantR脂質ラフト標識キットには2 mLのアッセイで50個の生細胞サンプルを標識できる、以下の試薬が含まれています:

  • Alexa Fluor 488、Alexa Fluor 555またはAlexa Fluor 594色素で標識した組換えコレラ毒素サブユニットB(CT-B)
  • 抗コレラ毒素サブユニットB抗体(抗CT-B)
  • 濃縮リン酸生理食塩水(PBS)
  • プロトコール

これらの試薬はさまざまな多標識実験と対応しているので、Vybrant脂質ラフト標識キットは脂質ラフトと結合する生理学的に重要な膜タンパク質を同定する重要なツールになります。プローブの標識必要条件に応じ、脂質ラフト標識プロトコール中または抗体架橋結合ステップのすぐ後に他の生細胞プローブで細胞を標識することもできます。あるいは、脂質ラフトが標識され架橋結合されると、細胞を固定して長期間保存したり、細胞を固定・透過性にして生細胞には透過できない抗体やプローブで標識することもできます。

InvitrogenではいくつかのAlexa Fluor色素およびビオチン-XXと接合したCT-Bを提供しています。また、BODIPY FLに接合したC5-ガングリオシド-GM1も提供しています。

膜電位の変化を検出する高速反応性色素

Invitrogenでは興奮細胞での一過性の電位変化を検出し、100 mVあたり2-10%の蛍光の変化を示す、広範なANEP色素を提供しています。Di-4-ANEPPSはさまざまな細胞や組織で最も安定した反応を示します。広範な観察を要する研究には内在化を受けにくいdi-8-ANEPPSをお選びください。Di-2-ANEPEQ(JPW 1114としても知られています)は水溶性の高いANEP色素で微量注入に適しています。Di-1-ANEPIAはdi-4-ANEPPSの類似体で、ヨードアセトアミド成分を含み、安定なタンパク質-色素付加体を形成します。

当社の高速反応性ANEP色素は下記のような特徴があります:

  • 一定して高感度な反応
  • すぐれた光安定性と低い毒性
  • 水溶液中では蛍光を放射せず、環境に強く依存したスペクトル特性4
  • 440 nm励起蛍光で低下、530 nm励起蛍光で上昇する膜電位の上昇(過分極)に反応
  • スペクトルシフトのためレシオメトリック測定(比率測定)が可能
Vybrant AF555

Vybrant Alexa Fluor 555脂質ラフト標識キットに含まれる試薬でJ774マクロファージの生細胞を標識した。最初に、内因性ガングリオシド-GM1をコレラ毒素サブユニットB(CT-B)のAlexa Fluor 555コンジュゲートで染色した。つぎに細胞を抗CT-B抗体で処理して架橋結合を起こさせた。ガングリオシド-GM1(キットには含まれていません)のBODIPYR FL C5コンジュゲートを脂質ラフトの独立マーカーとして用いた。黄色の蛍光は2種類の色素が共存していることを示す。核はヘキスト33342色素で染色した(青色蛍光)。

高速反応性スチリル色素のRH 414およびRH 795は主に活動中のニューロンの視覚化に用いられ、膜の脱分極で蛍光の低下を示します。ANEP色素と同様、RH色素も膜電位の変化に応じて、さまざまな程度の蛍光励起/蛍光スペクトルシフトを示します。その吸収と蛍光スペクトルも環境に強く依存しています。

インビトロジェンの膜電位の変化を検出する高速および低速反応性色素の比較
インビトロジェンの膜電位の変化を検出する高速および低速反応性色素の比較

膜電位-感受性プローブの反応メカニズム。高速反応性プローブは電場によって分子内電荷分布の変化を受けた時にスペクトルプロフィールが変化する。低速反応性プローブは電気泳動メカニズムによって膜間を移動する脂肪親和性の陰イオン(この図の場合)または陽イオン。(電子または分子全体の)膜間再分布に伴う蛍光の変化は細胞内および細胞外環境に対するプローブの感受性によってもたらされる。したがって、電位反応速度は基礎プロセスの時間定数を直接反映している。

製品 構造(電荷) 至適反応
ANEP色素 スチリル(陽イオン性または両性) 高速; 膜の過分極により蛍光励起比440/505 nmが低下
RH色素 スチリル(陽イオン性または両性) 高速; 膜の脱分極で蛍光が低下
DiBAC色素 オキソノール(陰イオン性) 低速; 膜の過分極で蛍光が低下

膜電位の変化を検出する低速反応性色素

一般にビス-オキソノールまたはDiBAC色素と呼ばれるビス-バルビツール酸オキソノールは低速反応性色素で、過分極膜において蛍光シグナルの低下を示します。細胞膜が脱分極するにつれ、DiBAC色素は蛍光の増強と赤色方向へのスペクトルシフトを示します。DiBAC色素の光学反応は高速反応性プローブよりはるかに大きい(mVあたり1%の蛍光変化)ので、呼吸活動、イオンチャネルの透過性、薬物の結合、その他の要因によって引き起こされた非興奮細胞の平均膜電位の変化を検出する上で有用です。DiBAC4(3)とDiSBAC2(3)はそれぞれ490 nmと530 nmで効率的に励起します。全般的な膜の脱分極を検出するためにはDiBAC4(3)をお選びください。DiSBAC2(3)はUV光-励起Ca2+インディケータのindo-1やfura-2を用いる研究にお使いいただけます。

モルモット心臓の摘出毛細血管におけるATP感受性カリウム(KATP)活性化のDiBAC4(3)を用いた検出。K+チャンネル開放薬を適用すると膜が過分極し、細胞内DiBAC4(3)が減少した。これらの作用はチャンネルブロッカーのグリベンクラミドを適用すると反転する。図はJournal of Physiologyの許可を得て転載5。

KCl濃度を5 mM(下図)から120 mM(最上図)まで段階的に上昇させることによって引き起こされた進行性脱分極を起こしている、DiSBAC2(3)をロードしたNIH 3T3マウス線維芽細胞。画像はパルマ大学(イタリア・パルマ)組織学・一般発生学研究所のRita Gatti氏からの提供6

環境感受性膜プローブ

当社の両親媒性プローブは中等度の極性をもつ蛍光色素と脂質親和性「テール」から構成されています。リポソームなどの膜を染色すると、プローブの脂質親和性部位は膜に挿入され、極性を有するフルオロフォア残基は細胞表面上に留まり、膜の表面環境や周囲媒体を感知します。これらのプローブは天然物質とほとんど似ていませんが、細胞膜やリポソーム内、または水性の界面に留まるので局所環境の特性を調べるのにお使いいただけます。

脂質プローブの全リストに関する詳細は当社のHandbook of Fluorescent Probes and Research Productsの第13章もしくはWebサイト(www.probes.com)をご覧ください。

環境感受性膜プローブ
製品 励起/蛍光波長* Cat.No.
* メタノール中のおよその最大励起(Ex)蛍光(Em)(nm)。†本製品は室温では本来粘着性のゴム。‡ANSおよびその誘導体の蛍光量子収量は環境依存性で、とくに水の存在に対して敏感。蛍光スペクトルも若干溶媒依存的。§ビス-ANSは加熱後に濃度0.1-1.0 mMで水に可溶。
** 励起、蛍光スペクトルおよび蛍光量子収量は溶媒依存性が高い。††ジフェニルヘキサトリエン(DPH)とその誘導体は水中ではほとんど蛍光を発しない。励起/蛍光スペクトルは複数のピークをもつ。これらのピークの波長、分解度および相対強度は環境依存的。ExおよびEm値はメタノール中で最も強いピークのもの。
塩化オクタデシルローダミンB(R18) 556/578 O246†
  • 色素が膜中で高濃度で存在すると自己消光を示す。
  • 蛍光自己消光の停止を利用して膜の融合をモニターできる。
  • 液体状態のリン脂質二層膜の一方から他方へ電位依存性「フリップ-フロップ」を受け、蛍光消光が部分的に緩和されることが報告されている。
1-アニリノナフタレン-8-スルホン酸(1, 8-ANS) 372/480 A47‡
  • ANS誘導体は膜表面とタンパク質両者の研究に蛍光プローブとして用いられる。
  • 水中ではほとんど蛍光を示さず、膜(量子収量0.25)またはタンパク質(量子収量0.7)と結合すると明るい蛍光を示す。
ビス-ANS(4,4'-ジアニリノ-1,1'-ビナフチル-5,5'-ジスルホン酸、二カリウム塩) 395/500 B153‡§
  • タンパク質のnonpolar cavities(非極性空洞)のプローブとして1,8-ANSよりすぐれ、高い親和性で結合することが多い。
  • 一部のタンパク質のヌクレオチド結合部位に対して高い親和性を示す。
Nile red 552/636 N1142**
  • 細胞内のとくに中性脂質滴などの脂質の局在決定と定量に用いられる。
  • コレステロールエステルやリポタンパク質などの中性脂質に選択的。
  • 水その他の極性溶媒中では蛍光をほとんど発しないが、非極性環境では蛍光増強と吸収/放出の大きな青色シフトを示す。
1-(4-トリメチルアンモニウムフェニル)-6-フェニル-1,3,5-ヘキサトリエンp-トルエンスルホン酸塩 (TMA-DPH) 355/430 T204††
  • 円柱型の分子で、分子の長軸とほぼ平行に揃った吸収と蛍光遷移双極子。
  • 回転動作のない場合の蛍光偏光は高く、周囲脂質との相互作用による長軸の向きの変化に対してきわめて感受性が高い。
  • 膜に対する保持の改善ー表面アンカーとして働く陽イオン性トリメチルアンモニウム置換基をもつ。
  • 水性分布状態から膜、その他の脂質構造物に容易に分配され、強力な蛍光増強を伴う。
  • TMA-DPHの蛍光崩壊寿命は脂質組成および温度の変化に対して感受性が高い。

BSAまたはDOPC中のタンパク質およびリン脂質小胞に結合したA)1,8-ANSおよびB)Nile redの蛍光スペクトル。

参考文献:
1. J Biol Chem 275, 15279 (2000); 2. J Neurochem 73, 2227 (1999); 3. J Cell Biol 147, 447 (1999); 4. Biochemistry 28, 4536 (1989); 5. J Physiol 502, 397 (1997); 6. Exp Cell Res 231, 260 (1997).
製品:
関連† Cat.No. 製品名 サイズ
† 関連 A:非極性、両親媒性プローブ; F:蛍光脂肪酸アナログ; I:脂肪酸インジケーター; M:膜電位プローブ, N:神経トレーサー; P:リン脂質; R:脂質ラフトプローブ; S:スフィンゴ脂質、ステロイド、トリアシルグリセロール。
I A3880 ADIFAB fatty acid indicator 200 μg
A A47 1-anilinonaphthalene-8-sulfonic acid (1,8-ANS) *high purity* 100 mg
A A50 2-anilinonaphthalene-6-sulfonic acid (2,6-ANS) 100 mg
R B13950 BODIPY FL C5-ganglioside GM1 25 μg
A B153 bis-ANS (4,4'-dianilino-1,1'-binaphthyl-5,5'-disulfonic acid, dipotassium salt) 10 mg
P B1616 N-((6-(biotinoyl)amino)hexanoyl)-1,2-dihexadecanoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, triethylammonium salt (biotin-X DHPE) 5 mg
M B24570 bis-(1,3-dibutylbarbituric acid)trimethine oxonol (DiBAC4(3)) *FluoroPureTM grade* 5 mg
A B311 1,3-bis-(1-pyrenyl)propane 25 mg
M B413 bis-(1,3-diethylthiobarbituric acid)trimethine oxonol (DiSBAC2(3)) 100 mg
M B438 bis-(1,3-dibutylbarbituric acid)trimethine oxonol (DiBAC4(3)) 25 mg
N, R C22841 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 488 conjugate 500 μg
N, R C22842 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 594 conjugate 500 μg
N, R C22843 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 555 conjugate 500 μg
N, R C34775 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 488 conjugate 100 μg
N, R C34776 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 555 conjugate 100 μg
N, R C34777 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 594 conjugate 100 μg
N, R C34778 cholera toxin subunit B (recombinant), Alexa Fluor 647 conjugate 100 μg
N, R C34779 cholera toxin subunit B (recombinant), biotin-XX conjugate 100 μg
N, R C34780 cholera toxin subunit B (recombinant), horseradish peroxidase conjugate 100 μg
S C3927MP cholesteryl 4,4-difluoro-5,7-dimethyl-4-bora-3a,4a-diaza-s-indacene-3-dodecanoate (cholesteryl BODIPYR FL C13) 1 mg
N C7000 CellTracker CM-DiI *special packaging* 20 x 50 μg
N C7001 CellTrackerTM CM-DiI 1 mg
A D109 5-dodecanoylaminofluorescein 100 mg
M D1199 di-4-ANEPPS 5 mg
A D250 6-dodecanoyl-2-dimethylaminonaphthalene (laurdan) 100 mg
N D275 3,3'-dioctadecyloxacarbocyanine perchlorate ('DiO'; DiOC18(3)) 100 mg
N D282 1,1'-dioctadecyl-3,3,3',3'-tetramethylindocarbocyanine perchlorate ('DiI'; DiIC18(3)) 100 mg
M D306 3,3'-dipropylthiadicarbocyanine iodide (DiSC3(5)) 100 mg
M D3167 di-8-ANEPPS 5 mg
F D3823 4,4-difluoro-5-methyl-4-bora-3a,4a-diaza-s-indacene-3-dodecanoic acid (C1-BODIPYR 500/510 C12) 1 mg
A D3922 4,4-difluoro-1,3,5,7,8-pentamethyl-4-bora-3a,4a-diaza-s-indacene (BODIPYR 493/503) 10 mg
P D476 2-(3-(diphenylhexatrienyl)propanoyl)-1-hexadecanoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (s-DPH HPC) 1 mg
P D57 N-(5-dimethylaminonaphthalene-1-sulfonyl)-1,2-dihexadecanoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, triethylammonium salt (dansyl DHPE) 25 mg
M D6923 di-2-ANEPEQ (JPW 1114) 5 mg
N D7757 1,1'-dioctadecyl-3,3,3',3'-tetramethylindodicarbocyanine, 4-chlorobenzenesulfonate salt ('DiD' solid; DiIC18(5) solid) 10 mg
N F35355 FMR 1-43FX *fixable analog of FMR 1-43 membrane stain* 10 x 100 μg
P F362 N-(fluorescein-5-thiocarbamoyl)-1,2-dihexadecanoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, triethylammonium salt (fluorescein DHPE) 5 mg
P L1392 Lissamine rhodamine B 1,2-dihexadecanoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, triethylammonium salt (rhodamine DHPE) 5 mg
A N1142 nile red 25 mg
S N1148 22-(N-(7-nitrobenz-2-oxa-1,3-diazol-4-yl)amino)-23,24-bisnor-5-cholen-3s-ol (NBD cholesterol) 10 mg
S N3524 6-((N-(7-nitrobenz-2-oxa-1,3-diazol-4-yl)amino)hexanoyl)sphingosyl phosphocholine (NBD C6-sphingomyelin) 1 mg
P N360 N-(7-nitrobenz-2-oxa-1,3-diazol-4-yl)-1,2-dihexadecanoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, triethylammonium salt (NBD-PE) 10 mg
A O246 octadecyl rhodamine B chloride (R18) 10 mg
A P248 6-propionyl-2-dimethylaminonaphthalene (prodan) 100 mg
A P459 3-(4-(6-phenyl)-1,3,5-hexatrienyl)phenylpropionic acid (DPH propionic acid) 25 mg
M R649 RH 795 1 mg
M T1111 N-(3-triethylammoniumpropyl)-4-(4-(4-(diethylamino) phenyl) butadienyl) pyridinium dibromide (RH 414) 5 mg
N T13320 N-(3-triethylammoniumpropyl)-4-(6-(4-(diethylamino)phenyl)hexatrienyl) pyridinium dibromide (FMR 4-64) *special packaging* 10 x 100 μg
P T1395MP Texas Red 1,2-dihexadecanoyl-sn-glycero-3-phophoethanolamine, triethylammonium salt (Texas RedR DHPE) 1 mg
A T204 1-(4-trimethylammoniumphenyl)-6-phenyl-1,3,5-hexatriene p-toluenesulfonate (TMA-DPH) 25 mg
N T3163 N-(3-triethylammoniumpropyl)-4-(4-(dibutylamino)styryl)pyridinium dibromide (FMR 1-43) 1 mg
N T3166 N-(3-triethylammoniumpropyl)-4-(6-(4-(diethylamino) phenyl) hexatrienyl) pyridinium dibromide (FMR 4-64) 1 mg
N T35356 N-(3-triethylammoniumpropyl)-4-(4-(dibutylamino)styryl)pyridinium dibromide (FMR 1-43) *special packaging* 10 x 100 μg
N V22885 Vybrant DiI cell-labeling solution 1 mL
N V22886 Vybrant DiO cell-labeling solution 1 mL
N V22887 Vybrant DiD cell-labeling solution 1 mL
N V22888 Vybrant CM-DiI cell-labeling solution 1 mL
N V22889 Vybrant Multicolor Cell-Labeling Kit *DiO, DiI, DiD solutions, 1 mL each* 1 kit
R V34403 Vybrant Alexa Fluor 488 Lipid Raft Labeling kit *50 labelings* 1 kit
R V34404 Vybrant Alexa Fluor 555 Lipid Raft Labeling kit *50 labelings* 1 kit
R V34405 Vybrant Alexa Fluor 594 Lipid raft labeling kit *50 labelings* 1 kit
※価格は、左上のカタログ検索にカタログ番号を入力してご確認ください。
ページ先頭へ